開かれた中国、機会を共有
2024年、広西壮(チワン)族自治区のASEAN産果物の輸入量が約250万トンとなり、過去最高を更新した。中国市場に入るASEAN産果物の第一の玄関口であり流通拠点でもある広西は「ASEANで生産されたものを、広西を流通拠点として、中国各地に販売」の実現を推し進めており、「ASEANから仕入れて中国各地に販売し、中国各地から仕入れてASEANに販売する」という構想を実現しつつある。
広東省の深センから汕尾にかけては、新エネルギー車産業の100キロ余りの「黄金回廊」が形成されている。川上・川下の約30社が数珠つなぎに1000億元(1元は約21.3円)規模の産業クラスターを構成している。「港と工場の連携」を実現した小漠国際物流港を通じて、中国の新エネルギー車の海外輸出が拡大を加速している。
わずか8時間半で、ノルウェーの深海産タラバガニが、マイナス2度の海水の冷気をまとったまま河南省の鄭州新鄭国際空港に到着する。鄭州とルクセンブルクを結ぶ「空のシルクロード」によって、欧州のグルメが朝出発して夕方には中国に届くことが、もはや夢ではなくなった。
これらは、中国がより高水準の開放型経済体制の構築を進めていることの縮図だ。開放は中国式現代化の際立った特徴だ。外資参入のネガティブリストは削減され続け、製造業分野の参入制限はすでに全て撤廃され、付加価値通信やバイオテクノロジーなどサービス業分野の開放の試行事業も秩序よく進められている。過去5年間、中国は開放の扉をますます大きく開き、次々と重要な措置を打ち出し、世界各国と機会を共有し、共に発展を図ってきた。外部環境が「風強く波高し」であっても、中国は依然として世界経済成長の主要な貢献者であり、安定の錨であり続けている。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年10月13日
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