香港特区で「国際調停院」の開所式開催

人民網日本語版 2025年10月22日15:00
香港特区で「国際調停院」の開所式開催

中国の香港特別行政区に本部を置く「国際調停院(IOMed)」の開所式が20日に行われ、「国際調停院の設立に関する条約」の締約国及び署名国の代表、ならびに香港特区の各界関係者ら200人近くが出席した。新華社が伝えた。

中国の華春瑩外交部副部長(外務次官)は挨拶の中で、「国際調停院はわずか5ヶ月の間に条約の署名・発効、開所・運営を実現した。これは国際機関の設立史上きわめてまれなスピードであり、国際調停院の設立が時代の潮流にかなっており、国際社会から広範な支持を得ていることを十分に示している」と指摘。

そして、「国際調停院の理念はグローバル・ガバナンス・イニシアティブと高度に一致しており、人類運命共同体の構築に法の支配によるプラスのエネルギーを注入するとともに、香港特区を『調停の都市』として打ち出していくことに寄与するものとなる。より多くの国々が積極的に参加し、国際調停院を活用して、国際紛争の平和的解決に新たな貢献を果たすことを歓迎する」とした。

また鄭若驊・国際調停院事務局長は挨拶の中で、「国際調停院は多国間主義を重視して実践し、国際紛争の平和的解決の分野におけるグローバルな公共財と重要な柱となるべく尽力していく。国際調停院は、国家間紛争、国際投資紛争、及び国際商事紛争に調停サービスを提供することを目的としている」と説明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年10月22日

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