ファーウェイ独自開発「HarmonyOS」の新バージョンが発表

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)
華為(ファーウェイ)技術有限公司は22日、独自のオペレーティングシステム(OS)「鴻蒙(HarmonyOS)」の新バージョンとなる「HarmonyOS 6」を発表し、初回対象となる端末製品90種類以上に向けて順次アップデートを開始した。
旧バージョンの「HarmonyOS 5」は2024年10月に発表され、オープンソースコードへの依存から脱却し、システムの基盤からアプリケーションまで完全な独自化を実現した。「HarmonyOS」のエコシステムは、中国のソフトウェア・モバイルエコシステムの分野でイノベーションを続ける重要なプラットフォームとなっている。25年10月22日時点で、「HarmonyOS 5」を搭載した端末製品は2300万台を突破した。
「HarmonyOS 5」と比較すると、「HarmonyOS 6」は動作の快適性、AI(人工知能)機能、セキュリティ保護、デバイス間連携、ユーザー体験などにおいて全面的な進化を実現した。
中国の主要インターネット企業によるアプリケーションは「HarmonyOS 6」に全面的に対応している。騰訊(テンセント)、阿里巴巴(アリババ)、字節跳動(バイトダンス)をはじめとするエコシステムのパートナーはイノベーション体験を次々に最適化し、微信(WeChat)、QQ、淘宝(タオバオ)、支付宝(アリペイ)、抖音(中国版TikTok)、今日頭条、美団外売、京東など複数のアプリがバージョンアップを実現している。騰訊はすでに60を越える関連製品に「HarmonyOS」を搭載しており、HarmonyOS版アリペイはこれまでに100以上のバージョンを正式リリースしているという。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年10月23日
注目フォトニュース
関連記事
- ファーウェイがAIチップ「Ascend」シリーズのリリース計画発表
- ファーウェイの新型3つ折りスマホ、Kirinチップ復活・マルチウィンドウ操作に初対応
- ファーウェイが新型スマートカー車種を複数発表 四川省成都
- 2025年「フォーチュン」中国テック企業50社 ファーウェイ・DeepSeek・CATLがトップ3
- ファーウェイ、中国スマホ市場で4年ぶりに首位を奪還
- 中国の国産「HarmonyOS」の開発者数が800万人を突破
- ファーウェイ、独自の「HarmonyOS」搭載の折りたたみ式PCを発表
- ファーウェイの2024年売上高は8621億元 端末事業が再び急成長軌道に
- ファーウェイ「Mate 70」シリーズ予約開始 すでに150万人突破
- ファーウェイ、中国初の完全独自開発OS「HarmonyOS NEXT」発表
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn








