マレーシアで拡大ASEAN国防相会議 中国の董軍国防部長が出席・発言

人民網日本語版 2025年11月03日15:40

第12回拡大ASEAN国防相会議が1日午前、マレーシアの首都クアラルンプールで開催され、中国の董軍国防部長(国防相)が出席し発言した。新華社が伝えた。

董氏は、「拡大ASEAN国防相会議メカニズム創設15周年に当たる今年、地域各国の運命はより緊密に結びつき、平和と発展を追い求める声が日増しに高まっている。地域協力はより広範な機会に恵まれているが、新たな脅威や課題も蓄積し続けている。習近平国家主席はグローバル・ガバナンス・イニシアティブを打ち出し、世界の変局に対処し、世界の難問を解決するために中国発のソリューションを提供した。同イニシアティブは、『ASEAN憲章』および『東南アジア友好協力条約』の中心的な理念と非常に合致している。各国は平和協力の初心を守り抜き、小異を残して大同につき、手を取り合って協力を進め、ともに発展を追求し、平和を共有すべきだ」と述べた。

また董氏は、「中国はASEANと地理的に隣接しており、地域の平和と安寧を何よりも望んでおり、そのために重要な役割を果たしている。中国は地域の枠組みにおけるASEANの中心的な地位を揺るぎなく支持し、地域諸国とともに、地域の平和を守る責任を積極的に担い、対話と協議を通じて意見の相違を埋め、開放協力のレベルを向上させ、揺るぎなく予測可能で安定した力となり、拡大ASEAN国防相会議の安全保障協力にさらなる貢献を果たし、より緊密な中国ASEAN運命共同体を構築し、世界と地域の平和・安定を共に守っていきたい」と述べた。

董氏は同日、韓国、日本、オーストラリアの防衛責任者と会談した。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年11月3日

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