中国の大学、地球システム科学アライアンスを結成
人民網日本語版 2025年12月08日11:22
中国科学院院士で天津大学地球システム科学学院院長の劉叢強氏は7日、天津で「地球システム全体の法則を深く理解しなければ、持続可能な発展の実践は全体像を見失い、一方を立てれば他方が立たなかったり、逆効果になったりする可能性がある」と述べた。
中国大学地球システム科学アライアンス(CUAESS)第1回理事会会議と第1回「表層地球システム科学」博士課程研究フォーラムが同日、天津大学で開催された。劉氏は中国新聞社の単独インタビューに対し、「気候変動などの世界的で複雑な課題に向き合うには地球システム科学の統合的な思考が不可欠であり、中国は学問分野の壁を打破し、複雑系を扱うことのできる戦略的科学者の育成に力を注いでいる」と強調した。
このため、天津大学、清華大学、南京大学、香港科技大学が共同で中国大学地球システム科学アライアンスを立ち上げた。アライアンスの中核的任務の一つは、学科構築と人材育成のパラダイムの根本的な変革を推進することだ。
主要発起人の一人としての劉氏は、「アライアンスが育成を目指す人材は大気科学、海洋科学、生態学といった単一分野の知識にとどまらず、地球システム全体を見渡す広い視野と複雑な問題を解決する総合的な能力を備えていなければならない」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年12月8日
注目フォトニュース
関連記事
このウェブサイトの著作権は人民網にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn








