15歳の高校生が南京大虐殺の日本軍の罪証を寄贈

江蘇省徐州市出身の高校1年生・于聹鵬さんは、「これらの史料は日本による中国侵略の動かぬ証拠であり、紀念館に置いてこそ、より多くの人々にあの屈辱の歴史を銘記してもらうことができる」とし、12月5日に侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館を訪れ、貴重な史料2点を寄贈した。
この史料2点には重要な価値がある。

1点目は、中国侵略日本軍中尉・山川儀仁が1937年12月18日に福島県の山川徳太郎宛に送った戦地からの手紙だ。はがきの表には「南京陥落記念」の消印が鮮明に押されている。裏面には「……私達の目的地である首都南京が13日に陥落し、17日には軍司令官の入城式が有り、私達は閲兵されました。正人君に伝えてください。最高価なマージャンが発見されたから特産品として送ります」といった内容が記されている。

もう1点は、日本軍「花見部隊」のアルバムだ。貴重な写真44枚が収められており、中国侵略日本軍華北方面軍のある部隊が天津に野戦病院を設置した様子を重点的に記録している。写真には病院の検査室、物資室、病室の配置、日本軍の医療活動や病院スタッフの様子が鮮明に写っている。
■収集の初心:好奇心から責任感へ
于さんと古物収集との縁は6歳の頃から始まった。幼い頃から、熱心なコレクターである伯父について博物館や骨董市を巡ったことが、後の歴史や文化への好奇心につながった。しかし、この好奇心が「守る責任感」へと昇華したのは、紀念館を何度も訪れた経験によるものだ。
于さんは、「伯父は南京農業大学の准教授で芸術学博士であるため、よく南京に来ていた。紀念館で日本軍の残虐行為を実証する写真を見て、心が大きく揺さぶられた。歴史の遺物を守ることが民族の記憶を守ることだと強く実感した」とした。
この10年間、于さんは学業の合間に古物の収集を続け、徐州や南京の骨董市をめぐり、さらにオンラインの中古取引を通じて手に入れるなど、今や収集品の数は100点を超えている。今回寄贈した中国侵略の罪証2点も中古取引プラットフォームで探し当てたもので、総額2万元(1元は約22.1円)以上を費やした。
于さんは、「民族の痛みを宿すこうした中国侵略の罪証を、私は絶対に売買したり私蔵したりしない」と話し、これらを入手すると自ら紀念館へ連絡したという。そして、「これらは民族の血と涙の証拠であり、紀念館に託して公開してこそ、より多くの人々が歴史の真実を見ることができる。そうしてこそ、これらは真価を発揮できる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年12月11日
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