中国の年間電力消費量が初の10兆kWh超え、3分の1超が「グリーン電力」
国家エネルギー局が発表した最新データによると、2025年における中国の社会全体の電力消費量は前年比5.0%増の10兆3682億kWhに達し、世界首位を維持した。1つの国で年間電力消費量が10兆kWhを超えるのは世界初となる。

「10兆kWh」という規模は、米国の年間電力消費量の2倍以上に相当し、欧州連合(EU)、ロシア、インド、日本の年間電力消費量の合計をも上回る。
電力消費量は、経済・社会の運営状況の「バロメーター」や「風向計」と見なされている。
■より新しく、優れた産業構造へ
2025年、中国のハイテク産業及び装備製造業の電力消費量は6.4%増加し、すべてのサブセクターでプラス成長を実現した。特に新エネルギー車製造業は20%超、風力発電設備製造業は30%超の伸びを示した。
産業がより新しく、優れたものへと移行するだけでなく、サービス業の質的向上も電力消費を牽引する重要なエンジンとなった。2025年の第三次産業の電力消費量は前年比8.2%増の約2兆kWhに達し、社会全体の電力消費量に占める割合は約19.2%となった。
■インクルーシブで多様な電化の進展
現在、中国のエネルギー生産・消費は明確な「電化」傾向を示しており、最終エネルギー消費に占める電化率は約30%に達している。この水準は欧米の主要国を上回り、電力消費量のさらなる増加につながっている。
「第14次五カ年計画」(2021-25年)期間、中国は農村電力網の強化・高度化プロジェクトを実施し、中央予算から累計250億元(1元は約21.9円)を投じた。これにより、農村電力網への投資総額は8000億元を超えた。2025年には、都市部と農村部の住民生活用電力における格差が徐々に縮小した。
■より潤沢でグリーンな電力供給
2025年の夏期ピーク時、全国の最大電力負荷は4度にわたり過去最高を更新し、7月と8月の電力消費量は2ヶ月連続で1兆kWhを突破した。
過去最高を更新し続ける巨大な負荷という試練を前にしても、供給を維持できる理由は2つある。
第1に、十分な電力供給源。中国は世界最大規模の電力供給システムとクリーン発電システムを擁している。中国の発電設備容量は世界の3分の1を占め、消費される電力の3分の1以上が「グリーン電力」となっている。
第2に、強靭な送電網。中国は世界最大規模で最も複雑な送変電網を擁している。
社会全体の電力消費量が初めて1兆kWhを超えた1996年から、世界最大の電力大国となった2011年、そして無電化地域を完全に解消した2015年を経て、2025年に10兆kWhを初めて突破した。こうした度重なる飛躍の背景には、電力供給能力の不断の高度化があり、中国経済がより新しく、より優れた方向へと移行していることを映し出している。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年1月29日
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