中国の科学者が南極の氷の下の火山のデータを初めてまとめる

人民網日本語版 2026年02月03日09:45

中国極地研究センターによると、現時点で、科学者は南極の氷床の下にある火山207座を発見している。中国極地研究センターが筆頭となり、浙江大学や復旦大学、英国エクセター大学の科学研究者が参加・協力した研究では、「氷の下の火山」の整ったデータを初めてまとめており、世界の南極の科学研究に重要な公共データを提供している。新華社が伝えた。

中国の南極秦嶺基地近くのエレバス火山(撮影・張建松)。

中国の南極秦嶺基地近くのエレバス火山(撮影・張建松)。

研究チームは、系統立てて整合させた南極の氷の下の火山の科学研究をベースに、初となる南極大陸の氷の下にある火山の参考目録(ANT-SGV-25)を作成した。氷の下の火山207座の整ったデータが記録されており、南極大陸の氷の下の火山の形態や分布の研究の空白を埋めた。

南極の氷の下の火山の分布図(画像提供・中国極地研究センター)。

南極の氷の下の火山の分布図(画像提供・中国極地研究センター)。

さらに、研究チームは、初となる南極氷の下の火山のマルチ次元のパラメータ体系も構築した。そして、サイズや形状、勾配をカバーした南極氷の下の火山形態定量化指標体系も構築したほか、コンピュータービジョン技術を駆使して、氷の下の火山形態の特徴を高精度に把握し、火山の分類、要因分析、影響の研究などに客観的な根拠を提供している。

中国極地研究センター・氷雪所の研究員・崔祥斌氏によると、南極の氷の下の火山は主に、西南極リフトバレーに分布している。そのうちのマリーバードランド、マクマード、ベリングスハウゼンに三大火山群が形成されている。一方、東南極には3座しかない。西南極リフトバレーに集中しているのは主に、その地殻変動と高い地熱のフラックスと密接な関係があると考えられている。

南極氷の下の標高地形図(画像提供・中国極地研究センター)。

南極氷の下の標高地形図(画像提供・中国極地研究センター)。

氷の下の火山の形態パラメータ分析によると、火山の高さは100-4181メートル、体積は1-2800立方キロ、基部の幅は0.3-58キロ、勾配の中間値は約8.1度となっている。勾配は火山の頂上エリアに集中しており、勾配の差は噴火の仕方や火山の岩相などと関係がある。

関連の研究成果は、世界的な科学誌「Earth-Science Reviews」に掲載されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年2月3日

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