AIの「ザリガニ飼育」が中国で突然爆発的人気に

人民網日本語版 2026年03月09日16:16

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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「ザリガニ飼育」に関連する複数の話題が3月8日に検索でトレンド入りし、注目を集めている。

報道によると、話題を集めている「ザリガニ」とは、食材としてのザリガニではなく、「OpenClaw」とネーミングされたオープンソースのAIエージェントを指している。そのアイコンが「ザリガニ」のデザインであることから、中国のネットユーザーから親しみを込めて「ザリガニ」というニックネームで呼ばれるようになり、OpenClawを訓練することを「ザリガニ飼育」と言うようになっている。

報道によると、「OpenClaw」は、デバイスのアクセス権を得た後、デバイスにインストールされている各種ソフトウェアをコントロールすることができるようになっている。これまでのAIアシスタントはアドバイスを生成してくれるだけだったが、「OpenClaw」の場合、ユーザーがアシスタントを雇用するようなもので、指示を与えるだけで、「OpenClaw」がファイル整理やメール送受信といった作業をやってくれる。

「DeepSeek」や「ChatGPT」は、インストールすることなく、簡単に使い始めることができるのに対して、「OpenClaw」はインストールのハードルがやや高い。複数のプラットフォームで「ザリガニ/OpenClawのインストール出張サポート」と検索すると、料金は300-800元(1元は約23.0円)とまちまちで、最も多いのは500元だった。遠隔でのインストールサポートも可能で、料金は50-100元ほどとなっている。あるネットユーザーは、「このサービスで数日のうちに、26万元(約600万円)を稼いだ」としている。

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第14期全国人民代表大会(全人代)の代表で、中国工程院の院士である、鵬城実験室の高文室長は、「『ザリガニ飼育』がこれほどの人気になるとは、騰訊(テンセント)の創業者・馬化騰氏も驚いていた。今、誰もが『ザリガニ』を飼いそびれるのではないかと焦っている」とした。

全国政協委員を務める首都経済貿易大学中国市場主体研究院の屈慶超院長は8日、取材に対して、「『OpenClaw』が爆発的人気となったのは決して偶然ではない。今後は、みんながたくさんの『特化型AIエージェント』を『飼う』ようになるかもしれない。例えば、学習のサポートをしてくれるエージェント、暮らしにおける計画をしたり、仕事をサポートしてくれたりするエージェントなどだ。AIエージェントの登場はAI発展の新たな動向を反映しており、『Q&A式の大規模言語モデル』から、『人間の代わりにタスクを完結』へと移行している。こうした新たな動向は、監督管理が歩調を合わせてイノベーションされるよう促進するだろう」との見方を示した。

その一方で、中国工業・情報化部(省)のモニタリングでは、「OpenClaw」の一部の実装例では、デフォルト設定になっていたり、設定が不適切であったりする場合、セキュリティリスクが比較的高く、サイバー攻撃に遭ったり、情報が流出したりといった問題が極めて容易に起こりやすいことが分かっている。そのため、関連機関やユーザーが「OpenClaw」を導入・実装する場合、パブリックネットワーク接続状況や権限設定、及び認証情報管理状況をしっかりとチェックし、公開されているセキュリティ情報やセキュリティ強化の提案などに継続的に留意し、潜在的なサイバーセキュリティリスク対策を講じるようにと呼び掛けられている。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年3月9日

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