中国の小型貨物宇宙船「軽舟」試作機、初の科学・工学成果を発表

人民網日本語版 2026年04月21日16:31

中国科学院微小衛星イノベーション研究院が独自に開発した小型貨物宇宙船「軽舟」試作機(白象号)が4月15日、上海で初の科学・工学試験成果を発表した。新華網が伝えた。

中国科学院微小衛星イノベーション研究院・マイクロナノ衛星総合研究所所長であり、貨物宇宙船「軽舟」の設計総責任者を務める常亮氏は、「『軽舟』試作機は3月30日、キャリアロケット力箭2号遥1に搭載されて打ち上げに成功し、予定の軌道に投入された。機体全体の重量は4.2トンで、1トンの科学試験ペイロードを搭載し、3年間の軌道上飛行能力を備えている」と説明。

今回の試験飛行は、重要技術の検証、低コスト設計とその探究、ミッション拡張の3つの面を中心に実施され、予定された目標を無事達成し、今後の貨物宇宙船「軽舟」の実用機開発に向けた確かな基盤を築いた。現在、宇宙船はすでに飛行制御試験を順調に完了し、自律的に高度を引き上げて600キロメートル軌道への移行に成功し、正式に長期運用段階に入り、飛行プラットフォームの重要技術検証や安定性・拡張試験ミッションを秩序立てて進めている。

小型貨物宇宙船「軽舟」試作機(白象号、写真提供・中国科学院微小衛星イノベーション研究院)。

小型貨物宇宙船「軽舟」試作機(白象号、写真提供・中国科学院微小衛星イノベーション研究院)。

また低コスト設計とその探究でも顕著な成果を上げ、宇宙開発のコスト削減と効率向上に向けた新たな道を切り開いた。エネルギー分野では、折りたたみ可能な超薄型柔軟単結晶シリコン太陽電池が軌道上で安定した性能を示し、コストは従来型電池の10分の1にとどまっている。通信分野では、新方式の空対空通信モジュールが優れた性能を発揮し、450キロメートル以上のデータ伝送を実現できる。さらに、3Dプリンティング技術や新素材などの応用により、コストを効果的に削減し、製造期間を短縮するとともに、低コスト部品の軌道上での適用性と信頼性を十分に実証した。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年4月21日

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