陶磁器の名産地・景徳鎮で「作品を作って売る」陶芸体験が人気に!
陶磁器の名産地として数千年の歴史を誇り、古くから「磁都」と呼ばれる江西省景徳鎮市の建物を朝日が照らす頃、景徳鎮辰天陶瓷有限公司の生産工場ではすでに、作業員たちが働いており、熱気が満ちていた。そして、工場には、同社とアートトイブランド・泡泡瑪特(ポップマート)がジャンルを超えてコラボし打ち出した、焼成前のキャラクター陶磁器アロマ製品が並んでいた。

ブラインドボックスに入れる完成度の高い陶磁器製の装飾品や、実用的で、センスの良い陶磁器製のBluetoothスピーカー、温もりがあり上品なムードを漂わせる陶磁器製のナイトライトなど、多種多様なデザインで、機能も多彩な製品は全て景徳鎮で1千年以上受け継がれてきた陶磁器の技術をベースに作り上げられ、さらに、伝統の器の枠を超えて、全く新しい活力にあふれている。

景徳鎮辰天陶瓷有限公司の許婉総経理は、「今の若者はクリエイティブな商品を好み、情緒的価値のために財布を緩める。この消費の新たな流れについていくために、伝統的な陶磁器の技術を武器にして、アートトイ市場へ進出した。陶磁器は、骨董品である必要はなく、トレンディな商品として、全く新しい形で、人々の日常生活に溶け込むことができる」と話す。

アートトイが陶磁器のイメージを一新し、観光客たちは自分の手でそれを作り、土と「対話」しながらかけがえのない体験を楽しんでいる。景徳鎮市の三宝村には167軒もの陶芸店が散在している。そして、週末や祝祭日になるたびに、三宝村に向かうシャトルバスは満員御礼となり、1日中行き来している。バスに乗っている観光客は、人気観光スポットに行くのではなく、陶芸体験を楽しむために、三宝村に向かっている。
言予窯陶芸体験センターの責任者・楊志江さんは、「最初は完成品を販売していただけだった。しかし、数年前から、陶芸体験を始めた。観光客がろくろ体験や絵付け、ガラス焼成、銀細工作りなどを体験できるようにしたところ、思いがけず、すぐに人気を集めた。陶磁器を買うのではなく、作るようになった観光客は、練ったり、捏ねたり、揉んだり、絵を描いたりして、世界に一つだけの作品を作り出すことができる」と説明する。今年のメーデー5連休中、同店の売上高は25万元(1元は約23.4円)に達し、延べ1千人以上がさまざまな体験を楽しんだ。

景徳鎮において、観光客はろくろを使って作品を作り、施釉して焼成するまでの、陶磁器が誕生するまでの全ての過程に参加できるだけでなく、週末にマーケットに行って、自分の作品を販売することもできる。
露店で自分の作品を販売していた「90後(1990年代生まれ)」の楊帆さんは、「私は身に付けることができる陶磁器を作っている」と話しながら、陶磁器製の蝶々のデザインのイヤリングを見せてくれた。精巧に作られて完成度が高く、温もりがあり、それを耳に飾ると、爽やかな雰囲気を漂わせていた。そんな質感が若者の間で人気となっているという。「ここで売っているのは単なる陶磁器作品だけでなく、より新たなトレンドであり、雅なライフスタイルだ」と楊さん。
景徳鎮を散策していると、アイデアが独特で、独創的な工夫が凝らされている文化クリエイティブグッズをあちらこちらで見かけることができる。これら作品には、創造性豊かな若い陶芸職人たちの思いが詰まっている。陶渓川文化クリエイティブストリートで、露店を出して、自分の作品を販売した経験がある人は約2万8000人に達し、その平均年齢は28歳となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年5月21日
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