中医学を取り入れた新中国スタイルのヘッドセラピーが中国の若者の間で人気に
河北省石家荘市の「頌·芸術療愈館」を訪れたところ、客として来店していた「00後(2000年以降生まれ)」の林暁さんがマッサージベッドに横になり、ヘッドセラピーを受けていた。ヘッドセラピストが頭皮の経絡に沿うように軽くマッサージを施し、連日の残業で疲れた林さんの緊張をほぐしていた。
店内には、水墨画の掛け軸や禅風の装飾品が飾られ、伝統楽器の古琴の音楽や水の流れる音が耳を和ませ、生薬やビャクダンの香りが漂っている。新中国スタイルのヘッドセラピーは、中医学の経絡やツボのマッサージを中心に、生薬などを使った頭皮のケア、新中国スタイルの美学体験を通して、五感で気持ちよさを感じることができる没入型の癒し空間を打ち出している。

(写真著作権は視覚中国が所有のため転載禁止)
中国ではこのところ、林さんのように、新中国スタイルのヘッドセラピーに通う若者がますます増えている。石家荘市の複数の商業エリアを取材したところ、多くのヘッドスパ店やヘアサロンが、各種の「新中国スタイル」の没入型体験を打ち出していた。訪れる客のほとんどが「95後(1995-99年生まれ)」や「00後」だという。
河北中医薬大学の扁鵲文化研究院の曹東義院長は、「頭部のツボをマッサージし、経絡の巡りを良くすることで、血行が良くなり、疲労回復につながる。今のヘッドセラピーでよく使われている生薬の薬湯も中医学に基づいている。トウキやセンキュウといった生薬を使うことで血行を良くし、局部的に気と血の流れを改善できる」としている。
河北中医薬産業の発展に注目している中国人民政治協商会議河北省委員会の常務委員を務める澳門(マカオ)科技大学の唐嘉楽副学長は、「中医学のヘルスケアを可視化し、共有できる記号消費にすることで、中医薬の文化発信におけるハードルを下げることができる。それは、日々の暮らしに根差した科学知識の宣伝にもなる。若者の伝統文化に対する肯定感はますます高まっており、ヘッドセラピーを受けること自体、『文化的アイデンティティに基づく、非薬物療法の体験』を求めているというのが本質であり、単なる消費行為ではなく、文化を表現する一種の方法になっている」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年5月29日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn








