超巨大都市全域をカバーする低空域ドローンリモートセンシング監視ネットワークが構築

人民網日本語版 2026年08月04日08:38

ドローンが自動離着陸し、市内の任意の地点に5分以内で到達し、人工知能(AI)による都市内の各種問題のリアルタイム識別を行う。これは、全国初の超巨大都市全域をカバーする低空域ドローンリモートセンシング監視ネットワーク--武漢「城市智眼」システムだ。湖北省武漢市測量研究院が7月29日、大疆(DJI)産業応用部門と共同で同システムの応用成果を集中的に公開した。科技日報が伝えた。

武漢市測量研究院の関係責任者である何偉氏は、「中心部の市街地では2~3km、開発区および新市街地では4~5kmの半径で配置し、飛行禁止区域を除けば、市全域の任意の地点までほぼ5分以内で到達できる。同システムはすでに交通管理、環境保護、緊急対応、水資源など16の市レベルの業務プラットフォームに統合されており、累計安全飛行距離は47万kmを超えた。データ収集方式は『現場へ赴いて取得する』方式から『クラウド上で収集する』方式へと進化し、地上センシングの不足を補完するとともに、地上・空・宇宙を一体化した都市センシング体系を構築している」と説明する。

武漢「城市智眼」は、「1つの低空域ドローン監視ネットワーク+1つのクラウド制御プラットフォーム+1つのAIアルゴリズムライブラリ+N種類の応用シーン」からなるアーキテクチャ体系を構築している。同システムは、高精度低空空域時空間情報グリッドを初めて構築した。この基盤となるグリッド能力を活用することで、空港のインテリジェントスケジューリング、航路の自動生成、障害物の自動回避を実現している。また、「ワンタップ直行飛行、リレー継続飛行、一時的な航路変更飛行」を可能にし、ドローンによる「インテリジェント航法、指定地点への自動飛行」を実現している。

「城市智眼」には数十種類の都市管理向けAI演算モデルが組み込まれており、機体側、エッジ側、クラウド側から構成される「3側」AI演算能力体系を構築している。これにより、都市に対する点検は「人の目による判断」から「インテリジェントな目による識別」へと発展した。ドローンよる飛行完了後、都市の実景3次元モデルを迅速に生成することが可能だ。

何氏は、「武漢『城市智眼』は2024年8月に運用を開始し、継続的な開発・高度化を経て、現在では50種類以上の応用シーンが確立されている。現在、武漢市では146ヶ所の無人空港が整備され、その作業範囲は市全域における死角のない全面的なカバーを実現できる」と語る。

交通管理の現場では、ドローンが「新たな警備手段」となっている。武漢市公安局交通管理局は、ドローンを日常業務に深く組み込み、事件・通報発生後数分以内に現場確認を実施できる体制を構築した。さらにAIによるインテリジェント識別を組み合わせることで、道路占用営業や違法駐車などの行為について正確に位置を特定し、迅速に識別することが可能となっている。

DJI産業応用部門の代表である孫明明氏は、「応用シーンの継続的な拡大と産業向けAIエージェントの急速な実装に伴い、低空域管理は『試験的探索』の段階から「常態化運用」へ移行しつつある」と述べた。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年8月4日

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