輸入の伸び率が輸出を上回る 中国市場が世界の物品貿易にもたらすチャンス

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2026年1~9月には、中国の輸出額が16.4%増の23兆2000億元(1元は約23.6円)、輸入額が22.3%増の16兆7400億元となり、輸入の伸び率が輸出の伸び率を5.9ポイント上回った。中国の貿易においてこれは珍しい現象だ。
16.4%という輸出の伸び率は、世界の主要エコノミーの中では依然として目を引く高い数字で、「世界の工場」の力強い成長エンジンが健在であることを示している。
輸入はさらに好調だ。2026年3月以降、中国の輸入の伸び率は7ヶ月連続で20%を超え、9月には輸入額が初めて2兆元を突破した。これはつまり、中国の購買力がさらに力強さを増したということだ。
では、中国のお金はどこに使われたのか。
まず、企業が何を買ったかを見てみよう。
データを見ると、2026年第1-3四半期(1-9月)に輸入の伸び率が高かった品目の筆頭は機械・電気製品で、中でも集積回路とメモリ部品が中心を担った。具体的な数字を見ると、集積回路の輸入は前年同期比で56.6%増加し、メモリ部品は同1.5倍増加。また、航空機部品は同17.6%増加した。
重要部品などの中間製品に対する中国企業の需要は旺盛で、このことは中国の先進製造業が絶えず発展して規模を拡大していることを示す。ますます旺盛になる購入調達の様子から、中国の産業モデル転換・高度化の歩みがますます加速していることがわかる。
また、1-9月には、鉄、アルミ、ニッケルなどの金属鉱石の輸入量が12億トンを超え、石油・天然ガスの輸入量は4億トンを超えた。いずれも工業生産の活力と密接な関わりがある品目だ。税関総署報道官兼副署長の王軍氏は、「生産活動の改善が川上の原材料の輸入の安定を支えた」と指摘した。
次に、一般の消費者が何を買ったかを見てみよう。
中国は14億の人口を有し、中所得層が4億人を超える。王氏は、「個人の消費ニーズが『あるかないか』から『よいかどうか』へと変化する中で、世界各国の優れた製品への輸入ニーズが拡大を続けている」と述べた。
2026年1-9月、中国がマレーシアから輸入したドリアンは前年比で3.3倍増加し、デンマーク・フェロー諸島から輸入したサーモンは同41.4%増、イタリアのオリーブオイルは同28.6%増、フランスの香水は同28.5%増だった。
食卓に上るおいしいものが増え、ドレッサーには選ぶのに迷うほどいろいろな製品が並ぶようになった。輸入増加の数字の背後には、ますます質が高まる人々の暮らしがあり、世界の物品貿易にチャンスを提供する中国の市場がある。
国際貿易は複雑で変化に富むが、中国は一貫して高水準の対外開放という方針を堅持し、「世界の工場」であるだけでなく、開放的で共に分かち合う「世界の市場」にもなっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年10月15日
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