1000トン 世界初のグリーンアンモニア燃料シップ・ツー・シップバンカリングが完了

人民網日本語版 2026年10月15日14:33

中国能源建設集団有限公司(中国能建)の発表によると、浙江省舟山市の錨地で13日、世界初の専用液化アンモニアバンカリング船「盛航永楽」号が、アンモニア燃料を動力とする21万トン級ばら積み貨物船への1000トンのグリーンアンモニアバンカリングを完了した。これは、グリーンアンモニア燃料のシップ・ツー・シップバンカリングとして世界初の事例だ。作業完了後、同アンモニア燃料船は舟山を出航し、太平洋を横断してオーストラリアに向かい、商業運航を開始する予定だ。人民網が伝えた。

中国能建水素エネルギー有限公司の党委員会書記兼会長である李京光氏は、「今回のバンカリング作業は、当社がベルギーの大手海運グループ「CMB.TECH」、江蘇安德福能源科技有限公司と連携して実施した。これにより、船舶用グリーン燃料としてのグリーンアンモニアについて、『生産—貯蔵・輸送—バンカリング—利用』という全サプライチェーンが初めて統合された。これは、中国のグリーンアンモニア産業が『小規模な実証』から『商業ベースでの恒常的な運用』へと移行したことを示している」と話す。

「盛航永楽」号がアンモニア燃料船にグリーンアンモニアをバンカリングする様子。画像提供:取材先

「盛航永楽」号がアンモニア燃料船にグリーンアンモニアをバンカリングする様子。画像提供:取材先

現在、国際海事機関(IMO)が掲げる海運分野の温室効果ガス排出実質ゼロ目標の達成時期が近づくなか、海運業界におけるゼロカーボン代替燃料への需要は、政策主導から世界市場における実需へと移行しつつある。

業界関係者によると、グリーンアンモニアは、風力・太陽光・水力・空気を利用して大規模に生産でき、ライフサイクル全体での炭素排出量をほぼゼロに抑えられる。また、体積当たりのエネルギー密度が高く、液化による貯蔵・輸送が容易なうえ、既存の危険化学品向け貯蔵・輸送インフラを再利用できるなどの優位性を備えており、外洋海運の脱炭素化において、商業化の実現が期待されるゼロカーボン燃料の一つとなっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年10月15日

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