辺境の牧畜地で40年以上にわたり巡回診療を続ける男性
人民網日本語版 2026年10月22日15:00
新疆維吾爾(ウイグル)自治区裕民県の草原で、吾哈斯・蘇来曼さんは40年以上、薬箱を持って、一人で馬に乗り巡回診療を続けてきた。

1975年、当時20歳だった蘇来曼さんは、塔城地区衛生学校を卒業。最も辺鄙な場所にあり、苦労が伴う牧畜地域で働きたいと自ら買ってでた。冬になると気温は氷点下40度まで下がり、大雪のため山は閉ざされる。そして、夏になると強い日差しが注ぎ、蚊などの虫に悩まされるなど、自然環境は非常に厳しい。蘇来曼さんは草原を「診療室」とし、移動式テント住居を「治療室」として巡回診療を続けてきた。牧畜民たちは、「蘇来曼さんがしてくれたことは草原に咲く花の数ほど多い」としている。
2015年に定年退職してからは、蘇来曼さんは、薬箱を持ってコミュニティに足を運び、健康サービス室を作り、ボランティアサービスチームを立ち上げた。「牧畜民が医師を必要としているから、僕は来た」と蘇来曼さん。

薬箱を持って、馬に乗って行く巡回診療から、標準化医療機関での診療へ、そして一人で山や川を越えて行っていた巡回診療から、ハイクオリティの医療資源の普及へと、牧畜地域の医療にも変化が生じている。そして「健康中国」建設が国境地帯でも進んでいる証となっている。
医師として40年以上活動している蘇来曼さんはこれまでに、延べ10万人以上の患者を診療してきた。そして、数千人の重症患者の命を救い、自らの手で3200人以上の赤ちゃんを取り上げてきた。蘇来曼さんに実際に助けてもらった人々にとって、彼のこうした活動は中国辺境の草原に輝き続けた「生命の光」だった。

蘇来曼さんは語った。「私は共産党員であり、医師でもあり、全ては当然すべきことだ」と。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年10月22日
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