雲南省で新種の恐竜卵化石を発見 恐竜の卵殻の初期進化に関する従来の認識を覆す
人民網日本語版 2026年10月29日15:48
河北大学と雲南省楚雄彝(イ)族自治州禄豊市自然資源局の恐竜化石保護研究センターなどの機関で構成される研究チームがこのほど、国際学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」に重要な研究成果を発表したことが28日、分かった。研究チームは禄豊市で新種の羊膜卵化石を発見し、「大窪変形卵」と命名した。また、変形卵科と変形卵属を新たに設けた。この化石は、現在世界で知られている初期の恐竜の卵殻の中でも、最古級かつ最も完全な状態で保存されたものの一つだ。中国新聞社が伝えた。

大窪変形卵および関連する胚の骨格。画像提供:禄豊市自然資源局恐竜化石保護研究センター
禄豊市は雲南省中部に位置し、恐竜化石が豊富に存在することから、「恐竜の里」「化石の宝庫」と称されている。大窪変形卵の化石は2008年、禄豊層の張家窪区間の地層で発見された。鶏卵よりわずかに小さい岩石の中に包まれた状態で発見された。その化石標本は現在、河北大学生命科学院に所蔵されている。研究チームは、マイクロCTや電子プローブなどの手法を用いて化石を分析し、この化石がジュラ紀初期の基盤的な竜脚形類恐竜に属することを確認した。
研究によると、大窪変形卵の化石に見られる「厚い膜と薄い石灰質層」という過渡的な形態は、3億年以上にわたる羊膜卵の進化の歴史を解明するうえで重要な化石証拠となり、「初期の恐竜は鉱物化していない膜状の卵殻しか産まなかった」という従来の学界の認識を覆すものだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年10月29日
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