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「台湾式道路横断」の実情は?

「台湾式道路横断」の実情は?

 歩行者の信号無視や横断歩道以外での横断などの交通ルール違反に対して罰金を科し始めた大陸部の都市が増えている。今のところ、北京、南京、杭州、寧波の各都市が、歩行者の信号無視に5-20元(約80円-320円)の罰金を科している。では、台湾の状況はどうだろうか?人民網が伝えた。

 台湾「道路交通管理処罰条例」第78条は、「信号を無視して横断した、または横断歩道が近くにあるにもかかわらず使用せずに車道を横断した歩行者は、360新台湾ドル(約1200円)の罰金を支払う、もしくは交通安全講習会(所要時間1-2時間)を受講しなければならない」と定めている。また、歩行者が踏切の赤信号を無視して横断した場合は、1200新台湾ドル(約3900円)の罰金が科される。罰金額を比べると、信号無視の360新台湾ドルは、大陸部の罰金額よりずっと高い。

 道路横断という点から見ると、台湾の「道路交通管理処罰条例」は、歩行者だけではなく、車両に対しても厳格な規定を設けている。同条例第45条によると、車両の運転者が横断歩道で歩行者を優先しなかった場合、1200新台湾ドル以上3600新台湾ドル以下(約3900円以上1万1700円以下)の罰金が科される。

 「道路交通管理処罰条例」には、合理的な規定以外に、人間味にあふれた規定も見られる。例えば、交差点には、交通整理を行う「義務消防員(略称:義消)」が常に配置されており、彼らは、歩行者・ドライバーともに自らの権益を守り、秩序ある安全な通行ができるよう、心を配っている。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年4月16日

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