鮑は味がよく、値段も高い。日本・伊勢志摩地域で鮑を採るのはいずれも女性で、彼女たちは何の装備も使わずに深さ30メートルの海に潜ることができる。ドイツ人カメラマンのニナ・ポッペさんがカメラでこうした鮑採りの海女の生活を撮影した。環球網が伝えた。
ポッペさんは海女たちとしばらく一緒に生活し、カメラで彼女たちの生活を記録した。彼女たちは清潔で簡素な服装で、サメが近寄ってこないようにし、また船から自分の場所が見えるようにと白い手ぬぐいを巻いている。昔から狩猟は男性が活躍する場だったが、日本では男性が水に入るとすぐに凍えてしまうという言い方がある。そのため海女は女性の天下となっている。
乱獲や汚染、輸入などが同地域の鮑漁に影響を与え、若い世代はより収入の多い仕事に就きがちだ。ポッペさんが撮影したこの地域の光景は、いずれは歴史上のものになってしまうのかもしれない。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年1月29日