マレーシア航空が25日、消息を絶ったMH370便について行った記者会見に対して、北京の麗都ホテルに滞在する同機乗客の家族たちは不満を表明し、また「乗客家族委員会」の名義でメディアに声明を発表した。人民網が伝えた。
声明では、マレーシア航空の記者会見が「ボランティア700人以上を手配して不明機の乗客の家族900人以上のケアにあたる」とした説明を不満とし、マレーシア航空が北京の麗都ホテルに設置した指揮部の入り口が24日午後4時ごろから閉ざされたままで、現場には同社の従業員もボランティアもいないとしている。
声明ではまた、同社による「MH370便は南インド洋で墜落し、生存者はいない」との発表を受けて、これより先に北京を離れていた不明機の乗客家族30数人が北京に戻ったが、同社はこれら家族の宿泊先を手配せず、また「乗客家族委員会」が負担すべきだと主張したが、事前に「乗客家族委員会」には何の相談もなかったとしている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年3月27日