中央気象台が5日午後に微博(ウェイボー・ミニブログ)の公式アカウントで発表した全国大気汚染気象条件予報図では、江蘇省、浙江省、河北省一帯が赤く塗られ、うち江蘇省南部は赤褐色だった。これは汚染物質が停滞しやすい最悪の気象条件を指す。予報図の通り、冬に入って最も広範囲の煙霧が中国南西部、江蘇省、安徽省などに現在停滞している。新京報が伝えた。
江蘇省、上海市、浙江省北部、安徽省東部は5日も煙霧が依然深刻で、すでに4日間大気汚染が続いた。中国気象局の統計によると、現在までに全国の平均煙霧日数は1961年以降最多の4.7日間に上った。
中央気象台の何立富・首席予報官によると、今回の煙霧は華北以外に華東全体にも影響が及んでおり、冬に入って以来最大範囲の中-重度煙霧といえる。持続時間が長いのも際立った特徴だ。
専門家は8-11日に強い寒気が西から東へ移動することで、9日朝には中東部の煙霧は消えると予測する。
■広範囲の煙霧の原因は外地と現地の汚染物質
江蘇省環境保護庁の劉建琳チーフエンジニアは、江蘇省の汚染物質排出源として工業(特に鉄鋼、セメントなど排出量の多い企業)、交通(自動車の排ガスを含む)、都市建設の3つを挙げた。
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