中国カーボンレジストリ 統計・報告の場が開放
エネルギー・交通革新センターが開発した「中国カーボンレジストリ」温室効果ガス統計・報告プラットフォームが5日に北京で発表された。同プラットフォームは、企業・機構の温室効果ガス排出・エネルギー使用状況の統計・モニタリングを支援する。新華網が伝えた。
エネルギー・交通革新センターの関係者は、「人為的な活動により発生する温室効果ガスの排出は、世界の気候に対して深刻な影響を及ぼす。この影響を効果的に低減するため、多くの政府・企業・機構などが異なる角度から積極的に行動に出て、気候変動に対応しようとしている。正確な温室効果ガスの計算は、こうした行動における非常に重要な一歩だ。実用的なツールを提供し、企業・機構のエネルギー消費および温室効果ガス排出の管理を支援することで、低炭素・排出削減事業の実質的な発展を促すことができる。中国カーボンレジストリはこうした背景の中で誕生した」と説明した。
中国カーボンレジストリに参加することで、炭素排出量の統計に必要な専門的なマニュアル、温室効果ガスの統計事例の研究報告書、国際炭素市場研究報告書、企業・機構の排出リストなどが無料で配布される。
エネルギー・交通革新センターは独立した専門的な非営利組織で、主な研究内容にはエネルギー効率、カーボンレジストリシステムの構築、モデルプロジェクトのPRなどが含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月8日