ある企業が30日、陝西省渭南市公安局の交通警察支隊に、時価3千元(約4万9947円)相当の気温低下用の特性の服4点を寄贈した。華商網が伝えた。
「ベストの前後にそれぞれ4つの小さな扇風機が着いていて、温度を10℃以上下げることができる」。同社の郭厚仁董事長によると、扇風機の風で気温低下を図るこの服は屋外で作業する交通警察や清掃人、電力や鉄道関係の作業員が活用しており、2012年に国の特許を取得したという。服本体は綿とカーボンファイバーで作られ、扇風機はプラスチックだ。空気を強制的に体の表面で流動させることで汗を瞬時に蒸発させて気化熱を奪い、体温を低下させる。人体に害はなく、一度電池を交換すると約4時間半使用可能だ。
「この服がない頃は高温下で勤務すると、ベストや制服が汗でびしょびしょになった。このベストを着用してからは、涼しさを実感できる」と警察官の胡浪平氏は語る。彼は昼12時から新しいベストを着て勤務したが、1時間経っても以前のように汗だらけにはならなかった。ベストの上の小さな扇風機を撫でながら、胡浪平氏は嬉しそうな笑顔を見せた。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年7月31日