新交通規則実施初日
■天津市では違反行為が減少
「史上最も厳しい交通規則」の実施初日となった1日、天津市で摘発された交通違反行為は午後5時時点で規則実施前と比べ28%減少した。
午前9時、天津高速道路は正月連休の通行量のピークを迎えた。「これまでの祝日と比べ、高速道路を通行する車両のスピード違反は大幅に減少した。京哈、京滬などの高速道路では特に明らかだ」と監視モニターの前の交通警察は説明した。
9時25分、京哈高速道路の北京まで80キロの地点に突然警報が出た。天津ナンバーの白い小型バスのスピードが制限を50%以上オーバーの時速178キロに達したのを監視カメラが捉えたのだ。交通警察はただちに監視システムを通じて「白い小型バスは制限速度を著しくオーバーしています。ただちに減速してください」と当該区間に警告を表示。料金所に待機していた交通警察が当該車両を停車させた。運転手は新規則施行後にこの区間で50%以上の制限速度オーバーで12点を取られた最初の運転手となった。
■ネット上では証拠採取の規範化を求める声
公安部(公安省)123号命令が1日、正式に実施された。新規則は「複数の違反行為について点数が大幅に引き上げられた」ことから「史上最も厳しい交通規則」と呼ばれている。取材を通じて、「史上最も厳しい交通規則」は顕著な成果を上げているものの、証拠採集の難しい取締りの死角も存在することがわかった。
午前9時、合肥市の金砦路と芙蓉路の交差点では、信号が黄色に変わる時、多くの車両が明らかに減速していた。交通警察は「運転手はより注意するようになったが、黄色信号で先を争うことはまだある」と説明。ある運転手は「市内の信号は設置状況が異なり、青信号の点灯時間も異なる。道にくわしくない場合は、黄色信号で全く先を争わないのは難しい」と率直に語った。
新規則はネット上で熱い議論を呼んでいる。議論の焦点は、違反行為の線引きを異議の出ないようどうはっきりさせるかだ。交通警察は「車内で電話をかける、シートベルトをしないなどの行為については、警察力を大量に投入しても処罰を成し遂げるのは困難。電子撮影処罰の方法の採用を希望する」と率直に語った。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年1月2日