日本人戦犯30人目・田井久二郎の供述書公開 一般人民を虐殺(二)
日本人戦犯・田井久二郎の1954年7月の供述書によると、田井は1903年に日本の高知県で生まれた。1933年9月には偽北満特別区公署警務処特務科附属官に任じられ、1944年4月には偽満竜江省斉斉哈爾市警察局特務科科長・市警正に任じられた。
田井が自供した重要な罪行として、以下のものが挙げられる。
1942年11月から1943年3月までは、竜江省白城県での在任中、「常に『職務執行』『捜査』の名義を以て中国平和人民を毎一月約一五名(中略)を『逮捕監禁取調』を」行った。
1944年1月から4月には、清平県で、「抗日中国愛国者約二〇〇名」を「逮捕、検挙、取調」した。偽熱河省警務庁在職中には、各県旗の特捜班における「『逮捕、検挙』人は約四〇〇〇名に達し」た。「八路軍並に中国共産党抗日武装団体人員に対する殺人数約五〇〇名」、「抗日愛国者並に一般中国平和人民に対する殺人数約一〇〇名」。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年8月4日