仁川(インチョン)は韓国西海岸に位置する黄海に面した港湾都市だ。仁川市の港の入り口には赤と金色を基調にした中華街があり、中国式の牌楼(パイロウ)が林立し、漢字の看板が密集し、赤い灯篭が掲げられ、中国の濃密なムードが漂っている。新華網が伝えた。
1883年に仁川港が開港して以来、海を越えて中国人が仁川に「上陸」し、徐々に中国人居住地区、すなわち中華街を形成した。従来は中華街には中国製品を売る店が多かったが、現在では多くが中国料理店になっている。中華街に住む中国系住民の多くは当初の移民の子孫だ。中国の伝統文化は何代にもわたって磨耗、融合し、すでに薄れたものになっているが、中華料理は依然として健在で、現地住民や観光客の人気を集めている。こうした「中華の味」からは依然として濃密な中国のムードが感じられる。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月18日