四川省成都市出身の孟昭然さん(27)は西南財経大学でビジネスを学び、ごく普通の成長の過程を経て、学業を終えたらビジネスエリートになることを目指していた。しかし小さい頃から絵を書くのが好きだった孟昭然さんは、「芸術家になりたい」という夢もあった。夢のある人生が、一般の人とは異なるのは自然なことだ。大学に1年通った後、孟昭然さんは休学して欧州に撮影を学びに行くことを決意した。新華社が伝えた。
3年にわたる準備を経て今年5月18日、MENG FLORA+が北京東二環の繁華街にオープンした。店名の「MENG」は孟昭然の名前に由来し、また「夢」という意味もある。
一般の生花店とは異なり、孟昭然さんのフラワーアートアトリエは表通りに面しておらず、お客は事前に予約する必要がある。
「どこにでもあるような普通の花屋はやりたくなかった。ハイレベルのものにしたかった」。孟昭然さんが目指すのは「花をただ売るだけという簡単なものではない」。彼はフラワーアートを主体に、他のデザインを融合させて最終的な作品を作る。花を選び、デザインし、包装をデザインし、アフターサービスを行い、アトリエのブランド文化を構築する、こういった各段階で孟昭然さんは完璧さを求めている。
アトリエのオープン後しばらくして、故宮近くの高級西洋レストランが業務協力を申し出て、専門のフラワーアートデザインが同レストラン利用者の人気を集めた。現在、大口顧客10店ほどの他に、企業や個人からの予約が日を追うごとに増えているという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月26日