寧夏回族自治区中南部地域の乾燥地域には多くの農村の学校が点在している。多くの農村の教師がこの土地を1年を通じて守り、農村の子どもたちの求学の道を見守っている。今年49歳になる黒立発さんもその中の一人だ。新華社が伝えた。
周辺地域の農村の子どもが山道を歩いて通学しなくてすむようにするため、2008年に黒立発さんは自分の耕地に新しい教室を建設することを申し出た。教室か完成すると、子どもたち19人の毎日の通学時間が4分の3短縮された。子どもたちが中国語の標準語を話せるようにするため、黒立発さんは空いた時間に教室に設置されたデジタル機器を使って標準語を学び、授業で子どもたちに教えている。「以前は地元の言葉で話す習慣だった。ここの児童の多くも方言で話すが、標準語は試験の際に重要なだけでなく、児童たちがこれから他の人とコミュニケーションをとる助けにもなる。だから教えなければ」と黒立発さんは語る。
1992年から現在までに黒立発さんが教えた児童のうち、30人以上が大学に合格し、これが黒立発さんの一番の自慢だ。「私は生涯この地を離れることはないだろう。ここの子どもたちは私が必要で、私も彼らから離れられない」。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月9日