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白亜紀の水鳥、世界最大の足跡が発見 重慶

人民網日本語版 2015年06月03日14:54

中国地質大学が発表した情報によると、国内外の古生物学者はこのほど、重慶市綦江区三角鎮紅岩壷村で、世界最大の白亜紀の水鳥の足跡が見つかったと発表した。この今から約1億年前の足跡は、古代鳥類の進化の研究に対して重要な意義を持つ。重慶日報が伝えた。

新たに鑑定されたこの大型水鳥の足跡は約180個あり、2007年に発見された。当初は獣脚類の小型恐竜のものと判断されていた。この足跡の研究者、中国地質大学の博士課程在学中の邢立達氏は、「体型と比べ、足跡の歩幅が狭いことが分かる。獣脚類の小型恐竜であれば、歩幅はより広い。またこの足跡はやや内向きで、八の字の内股のようになっているが、獣脚類の足跡は通常ならば直線だ」と述べた。これらの特徴により、この足跡が鳥類のものと判断された。

この足跡を残した生物の体型は、現在の鶴に似ている。形態的に高い相似性を持つことから、この大型水鳥は白亜紀前期に、中国とカナダを跨ぎ世界的に分布していたことが分かる。邢氏は、「この優雅な鶴に似た大型水鳥は白亜紀前期に恐竜の近くで生活しており、我々が知っていることよりも古くから生存していたことが、今日になりようやく分かった」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年6月3日

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