このところ、長安汽車の自動車の購入者が一日あたり約8500人を数えるようになった。このうちの30%は合弁ブランドからの買い換え需要だ。
中国兵器装備集団公司の傘下にある長安汽車は、販売量が8年連続で国内ブランドのトップに立ち、初めて生産・販売量が1千万台を突破した国内ブランドでもある。長安ブランドは中国人が最も買いたいと思う国内ブランドの一つであり、買い換え時の選択では国内ブランドの首位に立つ。
兵器装備集団は2014年に新たなステージへの発展を遂げ、売上高が初めて4千億元(約8兆円)を突破して、前年比17.75%増加した。また長安汽車の自動車、天威の送変電所、嘉陵のオートバイ、建設摩托車のオートバイ、光明光電のガラスといった有名ブランドを育てることに成功し、知名ブランドを10件以上獲得したほか、ブランドの波及効果が緩やかに高まり、グループ全体がミドルクラス・ハイクラスの方向に発展するのを力強く後押しした。
自主イノベーションがあって初めてコア技術を持つことができ、世界にその名をとどろかせるブランドを樹立することができる。兵器装備集団は自動車産業と送変電産業における自主イノベーション能力で首位に立つ。長安汽車は300億元(約6000億円)を投じて震動・騒音、衝突時の安全性、制動性能など14分野をカバーする世界最先端の実験室を設置し、世界トップクラスの試験場を建設した。天威は世界に先駆けて特別高圧送電技術の開発に成功し、関与した「特別高圧交流送電中核技術、プラント設備、プロジェクト応用」などのプロジェクトは国の科学技術進歩特等賞を受賞した。
データをみると、今年1~4月に長安ブランドの乗用車販売量は約40万台に上り、増加率は業界平均を17ポイント上回った。兵器装備集団の利益増加率は売上高増加率を50ポイント上回り、親会社の所有者に帰属する純利益の増加率は利益増加率を約190ポイントも上回った。ここからわかることは、実体経済が兵器装備集団の発展の質改善の根本的なエネルギーになったことと、同集団の成長が内在的な力による成長であるということだ。兵器装備集団は見た目がよいだけではない中味もよりしっかりしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年6月3日