ロマンチックで耽美的、精緻でリアルな画像で人気の新海誠監督のアニメ映画は、詩や絵画のように美しいと言われている。新海誠監督のアニメファンである在日中国人カメラマンは、このほど独創的で芸術的な構想をもとに、新海誠監督作品のロケ地をまるで絵画のように美しく写真で再現した。国際在線が伝えた。
「もし、桜の花の落ちる速度が秒速5センチなら、2人のこころが近づくにはどのぐらいの時間が必要なのだろうか?」。これは、「秒速5センチメートル」の中の有名なセリフだ。詩的なセリフに、霞がかかったような幻想的な画像が相まって、極限に美しい視聴の盛宴が現れる。カメラマン・蒼旻之鷹は、東京の大通りから狭い路地まで、街中を歩き回り、「秒速5センチメートル」の作品に出てくる風景を探し回った。アニメの風景そのままのような、光や影の交錯や時間、そこに道行く人の表情が加わり、蒼旻之鷹は完璧に詩や絵画のように美しい瞬間を撮影した。
「秒速5センチメートル」を再現し終えると、蒼旻之鷹は、もう一つの新海誠監督の名作「言の葉の庭」の聖地巡礼を始めた。
「言の葉の庭」の撮影は、アニメのストーリーに沿って梅雨の時期に、何度も新宿御苑や周辺を散歩して行った。蒼旻之鷹は、「この一連の作品では、撮影のほかに、大都市の喧騒から離れて、静謐な空間を感じられることが好きだった」と語る。幻想的な美しい風景が好きな人は、撮影地の新宿御苑に行ってこの神秘的で幻想的な風景を探してみるのもいいかもしれない。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年1月28日