「伝習録」は専門書の性質を帯びた哲学の古典的研究の啓蒙的著作で、批判的な閲読を通じて読者の思想の翼を広げてくれる。写真は地下鉄内で里「伝習録」を読む乗客。「伝習」という言葉は「論語」の「伝不習乎」によるもので、作者は明の哲学家、王守仁(11日撮影)。中国で初めて画像をテーマにした月刊雑誌「文景Lens」。写真と文章で変化を続ける現実と永遠に変わらない人間性を捉えている。写真は記者が持つ「文景Lens」。雑誌は写真でエピソードを語り、人文学的な時代の変化を理解させる(21日撮影)。「百年の孤独」は20世紀で最も重要な有名文学大作の一つで、幻想的なリアリズム文学の代表作だ。「修士学位取得のための全国の英語問題解説」という英語の本を読む乗客。(15日撮影)。「娯楽信報」の呼格吉勒図事件を見る乗客。同紙は朝の地下鉄ラッシュ時に無料で配布される(15日撮影)。臨床医学関連の本を読む女性乗客。本には様々な記号が記されている(12日撮影)。
20回目の世界図書・著作権デーを目前に控え、通勤時間の北京地下鉄を取材した。スマートフォンの普及に伴い、地下鉄内で携帯電話を使うことが当たり前の風景になり、紙の本を読んでいる人はわずかだった。当然、混み合った地下鉄車内や携帯電話の電波状況などは、読書の妨げになる。それでも乗客の一部は読書で時間をつぶしており、北京の地下鉄の風物詩となっている。千竜網が伝えた。
北京地下鉄の乗客が読んでいる紙の本は哲学理論や娯楽関連、雑誌、流行小説など様々な種類に及び、この都市の文化的遺伝子を構成している。読書はプライベートな事で監督の対象にはならないが、もし国民全体の間に読書のムードが広がれば、携帯上で読もうが紙の本を読もうが、習慣となり、「社会の進歩、文明レベルの向上を表す重要なシンボル」となるだろう。(写真はいずれも携帯電話で撮影)(編集YH)
「人民網日本語版」2015年4月24日
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