2015年6月3日  
 

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アジアにおける海難事故の不幸な歴史 現有技術での救助は困難

人民網日本語版 2015年06月03日16:07

海難事故は航空事故よりも受け入れ難いことが多い。客船沈没という悲劇が近年世界各地で発生しているというのも事実だ。ドイツのある技術研究所の研究員、ウェントザール(音訳)氏は2日、環球時報記者の取材に対し、「21世紀以降、大多数の海難事故が発展途上国で起きている」という残酷な真実を口にした。環球時報が伝えた。

「アジアでは水上交通は依然重要な移動手段であるが、そこにはメンテナンス技術の低さや設計上の欠陥、過剰乗船といった問題が存在する」。フランス・AFP通信は2日、今回の長江客船転覆を報じた際に、「アジアにおける客船事故の不幸な歴史」を振り返っている。2014年、韓国で起きた「セウォル号沈没事故」では、476人中304人が死亡、2012年4月にインド・アッサム州で発生したフェリー転覆事故では203人が死亡か行方不明。1986年5月にバングラデシュで豪雨による影響で客船が転覆した事故では、約600人が死亡するという同国史上最悪の海難事故となった。

米メディア「デイリービースト」の2012年1月の報道によると、人類史上最悪の惨事は1945年1月30日に発生したドイツ客船グストロフ号沈没事件だ。この客船はバルト海で魚雷の攻撃を受けて62分で沈没し、これにより9340人を超える人々の命が失われたといわれている。「ウィキペディア」で紹介されている大規模海難事故発生国を見てみると、インド、キリバス、バングラデシュ、ソマリア、フィリピン、リビヤ、トーゴ、ウガンダ、タンザニア、セネガル、エジプトなどの国が挙げられ、このうち、過去5年間に海難事故が発生した数ではリビアが最も多く、少なくとも5回以上発生している。


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