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ベルリンからパリ、モスクワへ 70年前の風景と現代を融合

人民網日本語版 2015年05月06日10:50

連合軍の勝利の翌日、ドイツの国会議事堂の傍で国の未来を思うドイツの兵士。1945年5月8日、ナチスドイツは無条件降伏書への調印をベルリンのカルルスホルストで行い、同日が欧州の第2次大戦の戦勝記念日となった。70年後、欧州各国では様々な記念イベントが行われている。
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2015年は第2次世界大戦終結70周年にあたる。欧州各国では5月8日に第2次大戦の終戦記念日を迎える。この多くの犠牲者をもたらした戦争はかつて世界に拭い去ることのできない大きな影を落とし、欧州全体が戦後数十年の間、完全に活力を取り戻すことができなかった。ロシアのカメラマンSergey Larenkov氏はコンピュータ合成技術を使い、パリ、ベルリン、モスクワなどの都市の現代的な町の風景を70年前の廃墟と結び付け、インパクトある写真を生み出し、平和の尊さを呼びかけている。中国青年網が伝えた。

Sergey氏の祖父はかつてレニングラード包囲戦に参加し、ナチスドイツに抗戦した経歴がある。このことからSergey氏は「タイムスリップ」の写真のアイデアを得た。Sergey氏は「現在の欧州は債務問題や金融危機などを経ても、観光客は途絶えず、いたるところに平和と喜びが見られる。しかし第2次大戦時に現地にいた人々は、軍の行進や一触即発の状況を目撃していたわけで、その思いはいかほどだったろう」と語る。氏は自分の写真作品を通じて戦争の残酷さを伝え、平和の尊さを呼びかけたいとしている。(編集YH)

「人民網日本語版」2015年5月6日

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