中国が完全に独自の知的財産権を持つ時速350キロの中国標準の高速列車が、6月30日に正式にラインオフし、中国鉄道科学研究院・環状試験基地で試験を実施した。これは中国標準の高速列車の開発が、重要な段階的成果を手にしたことを意味する。新華網が伝えた。
中国標準の高速列車が採用する重要な標準には、高速列車の汎用基礎、車体、走行装置、操縦室の配置および設備、電気けん引、制動・エアコン、列車ネットワーク標準、運用・メンテナンスなどの13種が含まれる。そのうち多くの国家標準、業界標準、中国鉄路総公司の企業標準、中国標準の高速列車のために制定された一連の技術標準が採用された。
国内の関連企業、大学、科学研究機関などは2012年より、中国の高速鉄道の複雑かつ多様な運行環境・条件、長距離・長時間の高速運行維持といった需要に適応し、中国の国情および交通状況に合った高速列車の設計・製造プラットフォームを構築し、高速列車技術の全面的な自主化を実現するため、中国鉄路総公司の指導のもと中国標準の高速列車の開発を開始した。2013年12月に全体技術条件の制定を完了し、2014年9月に案の作成を完了し、2015年6月にラインオフとなった。
中国の鉄道に投入されている高速列車は1900編成以上に達し、世界一となっている。運行距離は累積で27億7000万キロ以上。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月1日