国家統計局が1日にサイトで明らかにしたデータによると、今年6月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.2%で、前月の水準をほぼ維持し、景気と不景気のボーダーラインとなる50%を上回った。製造業は引き続き小幅の上昇傾向をみせている。中国新聞網が伝えた。
企業の規模別にみると、大規模企業のPMIは50.8%で前月比0.1%上昇し、小幅に上昇して引き続きボーダーを上回った。中規模企業は50.2%で同0.2%低下し、依然ボーダーを上回った。小規模企業は47.5%で同0.4%低下し、2カ月連続で低下幅が拡大した。
分類指数別にみると、製造業PMIを構成する5つの分類指数のうち、生産指数、新規受注指数、サプライヤー配送時間指数が引き続きボーダーを上回り、従業員指数と原材料在庫指数はボーダーを下回った。
生産指数は52.9%で前月の水準を維持し、ボーダーを上回り、製造業の生産が安定的に伸びていることをうかがわせた。
新規受注指数は50.1%で同0.5%低下し、ボーダーを上回り、製造業の市場ニーズの伸びが鈍化していることを示した。
従業員指数は48.1%で同約0.1%低下し、ボーダーを下回り、ここには製造業企業の持続的な雇用の減少が反映されている。
原材料在庫指数は48.7%で同0.5%上昇したが、ボーダーを下回り、製造業の生産用原材料は在庫の減少が続くが、減少幅は縮小していることがわかる。
サプライヤー配送時間指数は50.3%で、同0.6%低下し、ボーダーを上回った。ここから製造業の原材料サプライヤーの引き渡し時間の短縮傾向がわかる。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月1日