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中国、成人男女の身長が平均167.1センチと155.8センチに

人民網日本語版 2015年07月01日16:41

中国国務院新聞弁公室は30日、「中国国民の栄養・慢性病の状況報告(2015)」を発表した。国家衛生・計画出産委員会の副主任を務める、国家中医薬管理局の王国強局長によると、中国全土の18歳以上の男性と女性の平均身長は、167.1センチ、155.8センチ、平均体重は66.2キロ、57.3キロとなった。02年と比べると、身長も体重も増加傾向にある。特に、6-17歳の男女の身長、体重が顕著に増加している。人民網が報じた。

同報告によると、中国の国民は食事で十分のエネルギーを得ることができる状態で、体格・発育、栄養状况は全体的に改善している。例えば、12年、国民一人当たりのエネルギー摂取量は1日当たり平均2172キロカロリー、たんぱく質は65グラム、脂質は80グラム、炭水化物は301グラム。同三大栄養素、エネルギーは十分に供給されている。

中国全土の18歳以上の男性と女性の平均身長は、167.1センチ、155.8センチ、平均体重は66.2キロ、57.3キロとなった。02年と比べると、身長も体重も増加傾向にある。特に、6-17歳の男女の身長、体重が顕著に増加している。

18歳以上の男女のうち、栄養不良の割合は6.0%と、02年に比べて2.5ポイント減少した。6-17歳の男女を見ると、発育遅れや体重が基準以下の割合が3.2%と9.0%と、02年に比べて3.1ポイントと4.4ポイント減少した。6歳以上の国民の貧血率も9.7%と、02年に比べて10.4ポイント減少した。うち、6-11歳の児童と妊婦の貧血率が5.0%、17.2%と、02年に比べて7.1ポイントと11.7ポイント減少した。

王局長によると、中国の国民の食事の構造が変化しており、過体重・肥満の問題が突出化している。過去10年間、中国の都市部と農村部の住民の穀類の摂取量は安定していた。総たんぱくの摂取量はほぼ横ばいだったのに対し、優良たんぱく質の摂取量は少し増加した。一方、豆類や乳製品の消費量は依然として少ない。脂質の摂取量は過多となっており、食事に占める脂質の割合が平均30%を超えている。また、野菜や果物の摂取量がやや減少し、カルシウム、鉄分、ビタミンA、ビタミンDなどの栄養素が依然として不足している。12年、中国の国民の塩の使用量は1日平均10.5グラムで、02年より1.5グラム減少した。

中国全土の18歳以上の男女の過体重率は30.1%、肥満率は11.9%と、02年に比べて7.3ポイントと4.8ポイント上昇した。6-17歳の男女の過体重率は9.6%、肥満率は6.4%と、02年に比べて5.1ポイントと4.3ポイント上昇した。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年7月1日

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