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列車、どこに座れば最も安全?窓側より通路側がベター 食堂車は危険

人民網日本語版 2015年05月18日15:57

列車で正面衝突事故が起こった時には最前部が最も危険で、追突事故では最後部の車両が最も危ないと思っている人は多いだろう。だが、米連邦鉄道局(FRA)によると、実のところ、列車の脱線事故が起こる確率は、衝突・追突事故の9倍に上るという。FRAの統計では、2005年から2014年の間に発生した脱線事故は約1万3200件、一方、衝突・追突事故は約1450件。参考消息網が海外メディアの報道を引用して伝えた。

研究によると、レールまたは継ぎ目のひび割れが、脱線事故の主な原因で、先頭部付近で脱線する割合が高い。全米鉄道旅客者協会(NARP)のRoss Capon会長は2013年、CBSニュースの取材に対し、「総じていえば、列車の真ん中よりやや後ろの車両が最も安全だと言えよう。また、通路側の座席は、割れたガラスに当たったり、車外に放り出される可能性が低いことから、窓側よりも安全だ」と話した。

安全に関する専門家は、「列車で座席を選ぶ際には、進行方向と逆向きに座ると良い。衝突した際に、前に投げ出される可能性が低いためだ」と提案している。FRAによると、衝突事故や追突事故に比べ、側面への衝突事故が発生するケースが多いという。

列車に食堂車が併設されている場合、食堂車に滞在する時間は最小限にとどめておいた方が良い。その理由として、列車が突然停止する、または衝突が起きた際、頑丈な食卓が危険物となる可能性が高いことが挙げられる。

それでも列車は、最も安全な交通手段の一つであることに変わりはない。死者が出る鉄道事故の大多数は、通行人がレール部分に侵入して撥ねられるケースだ。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年5月18日

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