李克強総理は6月30日午後、フランスのヴァルス首相とパリの総理府で会談した。
李総理は「中仏の包括的実務協力はさらに高い水準へと引き上げられる」と強調し、次の点を挙げた。
■航空、宇宙、高速鉄道、鉄鋼などの分野の生産能力協力、および原子力、石油・天然ガス、水力発電などエネルギー分野の協力を深化し、付加価値を高め、双方協力を産業チェーンのハイレベルへと推し進め、全産業チェーン協力を強化すると同時に、第三国市場を積極的に共同開発する。
■農業、食品、医療衛生、デジタル経済、海洋・極地、省エネ・環境保護分野の協力を開拓・拡大する。
■双方の貿易と投資の円滑化のためにより良い環境を整え、二国間貿易のダイナミックな均衡の方向への継続的発展を促す。中国側は自国企業の対仏投資を支持する。フランス企業が先進の技術で中国市場を開拓することを歓迎する。
■市場の動きを見据えて、金融協力を深化し、公的・民間資金協力など資金調達方式を革新し、第三国市場の開発を資金調達面で支えると同時に、銀行業の監督・管理についての交流や協力を深化する。
■人的・文化交流を強化し、引き続き人的往来の円滑化を促進し、文化産業協力を深化し、実務的で長期間効果的な人的・文化交流制度を築く。
ヴァルス首相は「中国側と経済対話を強化し、原子力、航空宇宙、農業、食品加工など従来の分野の協力を強化し、三者協力、エコ・シティなど新分野の協力を加速し、相互投資を拡大し、両国間の人的往来をさらに後押しし、教育、観光など人的・文化分野の交流・協力を強化し、中仏の実務協力をさらに高い水準へと押し上げたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年7月2日