北京市園林緑化局は16日、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年を記念するための、天安門広場や長安街沿線における、花の配置プランを発表した。記念イベント開催期間中、天安門広場にある人民英雄紀念碑の北側には、「万里の長城」をテーマにした花のオブジェが設置されるほか、東単地区と西単地区にも立体花壇8セットが設置される。天安門広場のオブジェは、北京五輪が開催された2008年の花壇が応用されている。京華時報が報じた。
天安門広場を飾る花のオブジェは、壮大な万里の長城をテーマにしたオブジェで、そびえ立つ松や多彩な植物、白い鳩、庭石などを使って、中国の壮大さや美しさを表現。中国の美しい川や山、堂々たる大国の風格、器の広さ、心を一つにして全ての国からのゲストを歓迎する心を、海外からの旅行者に伝える。その他、端門から天安門の城楼の間にも、始めて花が設置される。
今月12日、施工業者が天安門広場や長安街沿線などの重点地域で、花の設置作業を開始し、25日前後に完成する予定。国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた7連休の期間まで設置される。
花壇は撮影しやすい高さに
同局によると、安全性を確保するため、長安街沿線に設置される花壇の高さは例年より低くなるものの、観賞や記念撮影はしやすくなるという。
花壇のデザインに3Dプリンター
長安街の立体花壇の設計には、3Dプリンターや泥を使った伝統工芸などが広く採用され、完成予想図や骨組みの加工などの精度がさらに向上した。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月19日