世の中、どんなモノでも流行する可能性はあるものだ。中国西南部四川省の省都・成都市の市民の間では、物珍しい「プチフラワー」の髪飾りが流行り出している。中国日報網が報じた。
成都では、老いも若きもこの目新しいヘア・アクセサリーに夢中で、種類は100種類近くあり、ほとんどがプラスチック製。遠目から見ると、まるで頭のてっぺんから植物の芽が伸びているようで、近くから見るとアンテナに似ている。
「プチフラワー」の髪飾りは今、成都の大通りから小さな路地まで、至る所で見られる。このアクセサリーが見られるのは、最初は市内の観光スポットに限られたが、いまでは成都全体に広まった。
誰の頭の上にも、「プチフラワー」のヘア・アクセサリーが伸びている。誰もがこれを「可愛い」と思っており、頭に飾っているのは女性や子供だけではない。ある男性は、「人がつけているのを見てすぐに買い求めた。すごく面白い。自分の頭に就けると、とっても可愛らしい」と自画自賛していた。だが、異論を唱える人もいる。別の男性は、「このような髪飾りは幼稚極まる。中年男性が付けているのを見ると、何ともやるせない気持ちになる」とコメントした。
このような「不思議な」最新の流行について、あるネットユーザーは、「小さな路地でも、地下鉄の車内でも、どこででもお目にかかる。まるでWi-Fiのよう」と投稿した。
だが、街頭の屋台主にとっては、笑いが止まらない。オンラインだと3角(約6円)から購入できるが、街頭で買えば5元(約94円)する。1日に100個以上売れれば、稼ぎは数百元になる。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年8月27日