台湾のデザイナー「大陸女性は台湾女性より流行に敏感」
台湾紙「旺報」によると、LVグループの出資を受けて急成長を遂げている新ブランドQDAのチーフデザイナー・李麗華氏は両岸を股にかけて活躍しており、大陸での経験はすでに8年を超える。大陸の女性は台湾の女性より着こなしの面でチャレンジ精神があり、新しい流行を受け入れやすいと彼女は指摘する。中国台湾網が伝えた。
台湾欣賀公司傘下のこれまでの6つの高級ブランドJORYA、JORYAweekend、GIVHSHYH、ANMANI、CAROLINE、AIVEIと比べ、LVの出資を受けた新ブランドQDAは低価格路線で、メンズ、レディースの4ラインを同時に打ち出している。
李氏は後発ブランドであるQDAが流行ファッションの世界で一角を占めるのが容易でない挑戦であることを認めつつも、自らの仕事の経験と大陸の女性の着こなしに対する観察をファッションに融合すれば、コストパフォーマンスによってシェアを勝ち取ることができると確信している。
李氏は「昔は大陸の市場は型にはまった服が中心で、消費者はブランドを重視しなかった。だが今ではどんどん市場が拡大し、外国のブランドが増え、消費者の接する情報も豊かになり、ブランドファッションも受け入れられるようになっている」と指摘。「大陸のファッション市場はどんどん精緻になり、多元化している。大陸の女性は着こなしのスタイルが目まぐるしく変化し、そのシーズンの流行をすぐに受け入れる。一方、台湾の女性は比較的質素。一言で言えば、大陸の女の子は台湾の女の子よりもチャレンジ精神がある」と述べた。
李氏は「生活ペースの加速に伴い、大陸女性のファッションへのニーズは高まっている。『ファストファッション』ブランドは新製品の発表を加速し続けざるを得ないが、この過程で時間とコストを節約するため、制作のプロセスと周期を短縮しなければならない。そうすると消費者が最も気にかけるもの、例えばいちばん大切な品質を犠牲にすることになる。しかし大陸の消費者はますます品質を重視するようになっており、洋服の品質を問題視する人も多く、この面にも気を配る必要がでてくる」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年4月29日