北京 「最も流行している生活面での10の噂」
北京地区のインターネット上の噂を共同で暴くウェブサイトは 12日、「インターネットで最も流行している生活面での10の噂ランキング」を発表した。「健康体験談」に関して広く出回っている10の噂は一見有益で面白く見えるが、真偽が判別しがたく、多くの人は「具えあれば憂いなし」という気持ちで捉えている。しかし実際にはこれらの噂の多くは健康食品企業などに関連し、利益関係者が故意に広めた情報であることが多い。また「経験談」と言われる「食べ物のタブー」や「生活上のタブー」に関するものも多い。
宿便は健康の敵、宿便排出で健康維持
噂:宿便には様々な害がある。小腸の絨毛の活力や弾力性を圧迫して、発酵やガスを生じさせて酸毒症を引き起こしたり、腹部や脊柱の形状を変化させたりする。
真相:「宿便」とは医学的な概念ではなく、メーカーが生み出した概念だ。
酸性の体質は万病の元
噂:人体体液のPH値は7.35-7.45の弱アルカリ性の状態が最も健康的だ。しかし多くの人は生活習慣及び環境の影響から体液PH値が7.35以下となっており、その身体は健康と疾病の間の亜健康(健康と病気の間)状態にある。こうした人は酸性体質者だ。
真相:「酸性体質」とは「偽の概念」にすぎない。人体の異なる体液はPH値も異なる。例えば胃液は強酸性だ。正常な状況下の血液のPH値は7.35-7.45の間だ。いったん人体の血液のPH値が7.35を下回ると酸中毒が生じ、7.45以上になるとアルカリ中毒となる。酸中毒にしろアルカリ中毒にしろ、実際はいずれも体の器官に深刻な問題を生じ、生命の危険の可能性もあるため、すぐに正規の医療を受けなければならない。普通の食べ物を通じて「酸性体質」を回復できるわけではない。