ハーバード大学が21日、2014年春に行なった性的暴行の調査結果を発表した。ハーバード大学の4年生のうち、3分の1近くが在学中に様々な形での非合意の性行為と性的接触を受けていた。調査対象者の16%が性的暴力若しくは性的暴力未遂に遭ったとしている。シノビジョンネットの9月22日付の報道を環球網が伝えた。
ハーバード大学のドルー・ギルピン・ファウスト学長は21日、全学生と教師あてのメールにてこの状況に対する憂慮を表明した。
文中では2014年春、ハーバード大学とその他26校の大学が米国大学協会が制定したセクハラアンケート調査を全校で実施し、ハーバード大学の回答率は53.2%と高かった。ハーバード大学4年生の女子学生のうち、29.2%が非合意の性行為と性的接触を受けたと回答し、27校の平均値である27.2%を上回っていたという。
調査では、75%の調査回答者が性的暴行の場所は学生寮だとした。このほか、学部生ではLGBAQNグループが性犯罪や性犯罪未遂を受けたケースが17.9%だった。LGBAQNグループとはレズビアン、ゲイなど同性愛者、両性愛者、トランスジェンダー、性的嗜好未確定者を指す。
ハーバード大学のアンケート回答者のうち、54%が性的暴力やセクハラ行為について見たり聞いたりした際、何の行動も起こさなかったとしている。酒に酔った者が性行為を行なっているのを見つけた際も80%の人が何の行動も起こさなかったとしている。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年9月24日