在日中国大使館は29日夜、中華人民共和国成立66周年記念祝賀レセプションを東京都内で開催、福田康夫元首相、鳩山由紀夫元首相、二階俊博自民党総務会長、山口那津男公明党党首、小渕恵三元首相の次女である小渕優子前経済産業大臣をはじめ、各国在日大使館の外交官や日本の政経界、中日友好団体、在日華僑華人および中国資本企業の関係者ら2000人以上が出席し、共に中華人民共和国成立66周年を祝福した。人民網が伝えた。
在日中国大使館の程永華大使と汪婉夫人、劉少賓公使、郭燕公使ら中国側代表が会場入り口で来賓を出迎え、一人一人と親しく握手を交わしながら挨拶した。
程大使は挨拶において、中国の過去66年間の風雨を伴う発展の足取りと輝かしい成果を振り返り、中国国民は新たなスタート地点に立ち、「二つの百年」という壮大な目標の実現に向け奮闘していると述べた。
程大使は、「中国の夢」と世界各国国民の夢は緊密に結びついていると指摘。先日習近平主席が訪米し国連において強調したことは、「今日の世界は各国が相互依存する経済のグローバル化時代にあり、ゼロサムゲームや勝敗を決めたりといった古い価値観を捨て去り、平和的発展、協力ウィンウィンという新しい理念を樹立しなければならない」という点だと指摘した。程大使は、「中国は弛むことなく平和発展の道を歩み続け、世界各国と共に友好協力関係の発展に尽力し、親・誠・恵・容という周辺外交理念を堅持し、共同、総合、協力、持続可能な安全観を履行し、世界の平和の維持と共同の発展という大国の責任を積極的に担っていく」と述べた。
程大使はさらに、「9月29日は中日国交正常化43周年記念であった。中日両国は互いに重要な隣国であり、健全かつ安定した中日関係は両国国民の根本的利益に合致し、地域と世界の平和的発展に資する。今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年の年であり、歴史が証明しているように、中日両国は友好を深めれば双方に利益をもたらし、戦えばともに傷つく。平和、友好、協力は両国国民の根本的利益に合致する唯一正しい選択である」と指摘し、中日両国の共同の努力によって、中日の4つの原則的共通認識を基礎に、「歴史を鑑とし、未来に向かう」精神で、両国関係の持続的改善と安定した健全な発展の実現を推進していきたいと述べ、中日両国は世界と時代の発展の流れに順応し、平和的発展を堅持し、中日両国民の世世代代の友好のため、人類の繁栄と進歩のために共に積極的な努力を重ねていこうと呼びかけた。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年9月30日