海南省の昌江原子力発電所の65万kW級1号機が7日夜、正式に発電を開始した。同原子炉は海南省初の原子炉で、海南省最大の発電ユニットを35万kW級火力発電ユニットから65万kW級原子炉に変え、海南省の全社会の発電設備容量を600万kWから665万kwに拡大した。新華社が伝えた。
原発の稼働開始により、海南省のクリーンエネルギーの発電全体に占める比率を大幅に高めることができる。昌江原発1号機の稼働開始後、海南省の同比率は29%から36%に上昇した。来年に2号機が発電開始すると、この比率はさらに42%に上昇する。新しい発電構造の形成により、海南省は豊富なクリーンエネルギーを持つ省になる。
原発は海南省の省エネ・排出削減を力強く促進する。65万kW級原子炉の年間発電量を50億kWhとして計算すると、標準石炭換算で150万トン削減できる。また二酸化炭素の排出量を374万トン、二酸化硫黄を2万9000トン削減し、海南省の「グリーンな台頭」を力強く支える。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月9日