中国原子力学会理事長の李冠興氏は、22日に開幕した中国原子力学会2015年学術年次総会に出席した際に、「数十年の発展を経て、中国は世界の原子力発電の最前線に立った。中国は徐々に世界の原発産業の中心になり、原発大国から原発強国への歴史的な飛躍を実現する」と語った。人民日報海外版が伝えた。
中国で建造準備中・建造中・稼働中の原子炉は計52基で、建造中の規模は世界一、発電規模は世界4位となっている。
中国原子力学会および24のサブ学会、全国22の省級原子力学会は年次総会で、「中国原発建設の積極的な推進に関する提案書」に共同で調印し、発表した。これは原発技術従事者の心の声と責任感を反映した。提案書によると、中国は世界最大のエネルギー生産・消費国になっている。原発は高効率・クリーン・安全なグリーンエネルギー、エネルギー安全を保障し気候変動に対応する重要な手段、多元的クリーンエネルギーシステムの構築に欠かせない重要な選択肢だ。これらの理由により、中国は原発建設の積極的な推進という方針を貫き、中国の発電量に占める原発の比率を一日も早く11%という世界平均に到達させ、さらにはそれを超越させなければならない。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月23日