パリで同時多発テロが起こった翌日の日曜日、パリで最も有名なシャンゼリゼ通りと凱旋門の近くでは、楽しそうに記念写真を撮影する多くの観光客の姿があった。シャンゼリゼ通り沿いの商店は、約半数が閉まっていたが、通常通り営業している店やコーヒーショップもたくさん見られた。中国日報が伝えた。
今回の同時多発テロによって、フランスの観光業は大きなダメージを受けるのだろうか?観光業界に20年も身を置き、フランスの「ベテランガイド」と言える中国人の趙小健さんは、電話取材に対し、「同時多発テロによって、観光業はかなりの打撃を受けるだろう。多くの観光名所、博物館、マーケットなどの一時封鎖で、旅行会社のツアー手配も支障が生じる。多くの観光客は、自分の身の安全を思い旅行を中止、ツアーをキャンセルした。各観光地では、保安体制が強化され、至る所で武装警官や軍人の姿を見ることができる」と話した。
仏南部・ツールーズから初めてパリに遊びに来た中国交換留学生の黄達涯さんは、「今日は凱旋門を見学しにやって来た。同時多発テロのことを聞いて、とても怖くなり、土曜はまる一日外出しなかった。日曜日になると事件の衝撃がやや静まったようなので、勇気を奮って外に出てみた。ベルサイユ宮殿やルーブル美術館にも訪れる予定だったが、すべて取り消し、月曜の夜、汽車でツールーズに戻るつもりだ」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年11月16日