中国商務部(省)が17日発表したデータによると、2015年1~11月、中国の輸出入総額は前年同期比で8.5%減少し、総額は3兆5655億3千万ドルとなった。うち、輸出は3%減の2兆523億2千万ドル、輸入は15.1%減の1兆5132億1千万ドル。人民日報海外版が伝えた。
データによると、中国の主な輸出品のうち、機械・電気製品の輸出が増加を維持し、労働集約型製品の輸出は減少した。1~11月、中国の機械・電気製品の輸出は0.2%増の1兆1815億ドル、輸出全体の57.6%を占めた。うち、携帯電話、船舶、照明器具は2ケタ成長を遂げた。一方、紡績品、アパレル、靴などの労働集約型製品の輸出は減少した。
商務部の沈丹陽報道官は、以下のように指摘した。
中国の対外貿易の状況は全体的に見て力にあふれている。世界的に貨物貿易額が減少し、世界の主要エコノミーと新興国家の対外貿易がいずれも大幅に減少する中、中国の国際市場シェアは2014年末の12.4%から13%前後にまで向上し、世界最大の貿易大国の地位を守った。輸入の「量増加・価格低下」も国家と企業に利益をもたらし、企業のコストが削減された。
対外貿易において、中国の一般貿易、民間企業、機械・電気製品、新興市場への輸出はいずれもプラスの成長を見せ、輸出をけん引する主な力となった。クロスボーダーEC、サービス貿易なども大幅に成長した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年12月18日