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南中国問題について李克強総理が東アジアサミットで5つの提案

人民網日本語版 2015年11月23日13:07

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 李克強総理は22日午前にクアラルンプール国際会議センターで開かれた第10回東アジアサミットに出席し、南中国海の平和・安定を各国が共同で維持することについて5つの提案を行った。人民日報が伝えた。

(1)各国は国連憲章の趣旨と原則を遵守し、第2次大戦の成果と戦後秩序を守り、得難い平和を大切にし、南中国海地域を含む世界と地域の平和・安定を共同で維持する。

(2)直接関係する主権国は1982年の国連海洋法条約を含む広く認められた国際法の原則に基づき、友好的な協議と交渉を通じて、領土と管轄権の争いを平和的方法で解決することを約束する。

(3)中国とASEAN諸国は『南中国海における関係国の行動宣言』を全面的、効果的、完全に実行し、「南中国海における行動規範」協議を加速し、協議による一致を基礎に「規範」交渉を早期妥結するとともに、地域の相互信頼協力制度を整備し続ける措置を講じることを約束する。

(4)域外国は南中国海の平和・安定維持に向けた域内国の努力を尊重し、支持し、積極的・建設的役割を発揮し、地域情勢の緊張を招く行動をとらないことを約束する。

(5)各国は国際法に基づき南中国海で享受する航行と飛行の自由を行使・維持することを約束する。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年11月23日

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コメント

秋月 龍一   2015-11-2358.157.98.*
安部は、行く先々で南沙諸島問題などを持ちだし、日本の報道では、ASEAN諸国もこの問題を重視しているとされているが、実際はどうだろうか?安部はいつも「航行の自由」を持ち出しているが、領海に関係なく、通常の航行は自由に認められるのが国際法の常識だ。戦前の侵略戦争を合法であったと開き直り、戦争中の人権蹂躙事実を否定する安部政権が、自身の軍国回帰から、ASEAN諸国の歴史への関心を逸らせるためだろうが、これは強盗犯が、他人を犯人呼ばわりして、自分を誤魔化そうとするようなものだ。はたしてASEAN諸国が、こんな幼稚な安部の意図に引っかかるのだろうか?

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